生前贈与による不動産登記手続はどのような手続き?~登記完了までのおおまかな流れ~
贈与を原因とする不動産登記手続きについて馴染みのない手続きかと思いますので簡単にご説明させていただきます。
贈与契約を締結する
当事者同士で対象となる不動産に関して贈与契約を締結し、贈与契約書を作成します。
登記に必要な書類をそろえる
贈与による不動産登記を行う際に必要となる一般的な書類は下記の通りです。
・贈与契約書
・対象不動産の権利証又は登記識別情報通知
・贈与をする人の印鑑証明書(発行後3ヶ月以内のもの)
・贈与を受ける人の住民票
・対象不動産の最新年度に関する固定資産税評価証明書
登記申請書を作成する
登記に必要な書類が揃いましたら、法務局へ提出するための申請書を作成します。
登記申請時には法務局へ登録免許税(贈与の場合は対象不動産の固定資産税評価額の0.2%です)を納める必要があります。
贈与契約書・住民票・固定資産税評価証明書の返却を希望する場合は写しをとって原本還付処理を行います。
登記申請
申請書が作成できたら対象不動産を管轄する法務局へ登記申請します。
法務局の混み具合にもよりますが概ね2週間ほど審査に要します。
管轄法務局はこちらをご覧ください→登記申請はどこに出す?管轄法務局を探してみよう~相続登記必要書類おまけ~
登記完了
法務局による審査にて不備があれば補正を行い、不備が無ければ登記完了となります。
おおまかな概要をご説明させていただきましたが、事前の登記事項確認や申請書類の作成等には専門的な知識を要しますので、登記の専門家である司法書士へご相談されることをおすすめします。