司法書士の知名度は低い?~司法書士って実はこんなことができます!~
司法書士ときいてどのような仕事をしているかパッと思い浮かぶ方は少ないのではないでしょうか。
一般の方が司法書士にお仕事を頼む場面がとても少ないのでどういった仕事をしているのかよくわからないという方がほとんどだと思います。
まず、司法書士についてですが、2019年時点で全国に22,632人の司法書士がいます。
下表を見ていただくとわかるように、他士業に比べて司法書士の人数が少ないことが分かります。
また、司法書士になるためには司法書士試験に合格する必要がありますが、その出願者数は下表のように年々減少傾向にあります。
ちなみに昨年の合格者数は601名で受験者数13,683人(願書を出しても試験を受験しない方もいますので出願者数から人数が減ります)でしたので、合格率約4.4%でした。
他士業に比べて司法書士の人数が少ない理由として、この合格率の低さも関係しているでしょう。
司法書士の仕事は登記以外にも多岐にわたる
では実際合格した司法書士がどのようなお仕事に携わっているか簡単にご紹介します。
不動産登記
司法書士が携わっているお仕事で最も多い業務が不動産登記手続きです。
不動産を購入するとき、売却するとき、住宅ローンを借り入れるときや完済したときなどが一般の方々がよく司法書士と接する機会だと思います。
さらにその他にも、所有者の住所変更など不動産の登記されている内容に変更がある際は司法書士が代理人として法務局へ登記申請を行います。
不動産名義変更はこちら→不動産名義変更
商業登記
つぎに、会社を経営されている方であればよくご存知かと思いますが、株式会社などの法人についても法務局に登記がされています。
例えば株式会社を立ち上げるとき、役員に変更があったとき、会社の本店を移転したとき、増資をしたとき、他の会社と合併をしたときなど法人に変更があった際に司法書士が代理人として法務局へ登記申請を行います。
相続手続・後見業務・生前対策
当事務所のホームページをご参照いただければ分かりますが、司法書士は、お亡くなりになった方の死後の相続手続きに限らず、認知症になった方の後見業務や認知症になる前の生前対策に関する手続きも含め多岐にわたって携わることが出来ます。
相続手続きはこちら→預貯金名義変更
生前対策はこちら→遺言書作成
裁判事務
司法書士が携わる裁判事務として一般的によく知られているのは借金問題に関する手続きだと思います。
司法書士の中でも法務大臣から簡易裁判所にて代理することができる簡裁訴訟代理等関係業務認定を受けた司法書士であれば、簡易裁判所に限り代理人として業務を行うことが出来ます。
また司法書士は裁判所へ提出する書類を作成することも出来ますので家庭裁判所へ提出する相続放棄の書面や特別代理人選任の書面、法定後見人選任の書面などを作成することも出来ます。
裁判事務はこちら→相続放棄
一部ではございますが、司法書士のお仕事をご紹介させていただきました。
お困りの際にはお問い合わせくださいませ。